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2025/11/13 22:23


皆様こんにちは!CareFragです🤿

今年は特にバリへの出張機会を増やしており、
12ヶ月中の1ヶ月はバリで過ごす1年となりました🇮🇩

『何故ここまで現地に拘って仕事をしているか』

そんな自分の思いを少しでもお伝えしたいと思いまとめていきたいと思います。

①世界レベルのサンゴを日本へ輸入する
②CareFragがシッパーの一員になる
③完璧な状態の個体を日本のお客様へお届け

①世界レベルのサンゴを日本へ輸入する
何をもって世界レベルとするのか?
この定義が正直ぼんやりしているかと思います。
ただ、私は毎日海外のInstagramを拝見しており、特に自分が憧れているお店が2店舗あります。
①カナダ🇨🇦CandyCorals
②アメリカ🇺🇸BSACoral
この2つのショップが過去に輸入された個体達は言うまでもなくレベルが違います。

日本では流通した事が無い個体を多く取り扱われており、特にアザミハナガタやスコリミア、そしてボアバンキに関しては言葉を失うレベルです。

CandyCorals🇨🇦に関しては、取り扱われている海水魚に関しても衝撃を受ける個体が多いいです。一部個体はあの有名なPoloReef🇺🇸にも納品されておりました。

何故この2店舗を特に意識する様になったかと言いますと…
私がいつもお世話になっている、バリ島のシッパーからも輸入をされているからになります。

初めてバリ島に行った日、そしてファーム内でCND(CandyCoralsの略)と書かれたラベルが貼られた水槽に入っていた個体達はどれも美しい個体達でした。

そして、その水槽からはサンゴを買う事ができない実情…
これが初めてバリに行った時の思い出です。

いつか自分も彼等と同等な個体を取り扱いたいと思い、常に野心を持ってCareFragを運営しております。

②CareFragがシッパーの一員になる

これは私が前職を退職する際に、言われた一言がきっかけでした。
『君が次のビジネスを行う際は、たぶん仕入れ元を自分で作ってしまえば、そのビジネスは上手くいくんじゃないかな?』

そんな言葉をサンゴ業界を全く知らない方に言われました。
当時は何を簡単にっ…て思いましたが、供給を安定させるという意味では大切な事だと感じました。

ただ、現実的にシッパーを自分で作る事は難しく、その言葉に近い形で自分が今できる事こそが、『シッパーの一員になる』ここなのかなと思いました。
(シッパーを作るには現地でも常に1000個体以上、海の中でサンゴのブリードを行わないといけない等、細かい条件を達成しないといけません)

少し頂いたアドバイスから離れてしまいましたし、自分自身が入社する訳でもないので正確には一員にはなれません。
ただ、しっかりと対面して彼等の考え方やサンゴへの接し方、彼等の内面を知る事、そして自分の事を理解してもらう、そういった事を通して同じ仲間として働いていきたいと思いました。

最近では頻繁に行く為か、僕に対しても凄い興味を持ってもらえるようになりました。
30人ぐらいのインドネシア人の中に、日本人1人という…毎回アウェーな環境で1週間程過ごします。

30人いても英語をしっかりと話せる方は4人程…
その為、皆様にお届けしているサンゴは言語を超えた形で一緒にセレクトした個体も含まれております。

③完璧な状態の個体を日本のお客様へお届け

ここが私の輸入で特に拘っている所になります。
今回の輸入で11回目となりますが、本当に沢山の失敗をしてきました…

1番ひどかった時は1便でトーチを50Head亡くしてしまった事もありました。

『インドネシア人の状態OKの認識』と
『日本人の状態OKの認識』が大きく異なり、このような惨劇がありました。

最近、僕等が輸入時に1番拘っている事があります。
それは『0死着』になります。
輸入を始めた当初では考えられない様な事ですが、ここを達成しないとお互いの損失が増えるだけと共通認識を持ち業務に当たってます。

この『0死着』を達成する為にも、現在では経費をしっかりと使ってバリに赴き、完璧な状態の個体を現地スタッフと共にSelectしております。

滞在中は毎日30度を超える中、エアコンがない密室に篭り1日中Selectを行っております。
(サンゴ水槽用のエアコンだけ稼働してます)
慣れるまでは、軽い熱中症のような感じになってしまい、滞在日数に比例して食が喉を通らなくなっておりました。
特に最初の2回は人生初の血便も経験したりと…

皆様からは華やかに見えるような現地Selectかもしれませんが、間違いなく体を擦り減らしてサンゴに向き合っております。

ただ、ここまで拘ってサンゴに向き合うようになってから、7便目で初めての『0死着』を達成しました!!
そして、直近の9便目では『0死着』&『ハナサンゴ0ロス完売』に至りました。
ハナサンゴは特に繊細で死着しなかったとしても、その後私の水槽で弱って亡くなるケースが多々ありました。

このような形で常に拘りを持って業務に向き合っております。
今回の内容は8月末&11月にバリ島に行く飛行機の中で記載した内容になります。